2014年4月6日日曜日

【診断士養成課程】制約条件を受け入れ、コミュニケーションの質を高める。

コミュニケーション論という授業でおもしろいことをしました。
学生同士の意思疎通を兼ねたアイスブレイクだと思います。

(1)

Aさん→Bさん 「最近興味のあることを話す」 
Bさん→Aさん 質問をする。そしてAさんが話したことをまとめる。
Bさん→全員  Aさんが最近興味のあることを発表する。

BさんからAさんへ話す逆パターンも行う。
それぞれを2分程度で行う。

(2)

Aさん→Bさん 「最近腹が立ったことを話す」
今度はAさんが話している最中にBさんから質問を随時する。(双方向)
Bさん Aさんが話していたことをまとめる。
Bさん→全員 Aさんが最近腹を立てたことを発表する。

BさんからAさんへ話す逆パターンも行う。
それぞれを1分程度で行う。

【体験してみての感想】

人が話す内容のポイントを瞬時に把握し、
それを短時間にまとめ、第三者に話し理解させることは意外と難しい。

あと感じたこととして、
自分の話したことが100だとすれば、
60ほどしか伝わっていない。
真意が少しずれていたりする。

これは利き手のスキルの善し悪しもあるかもしれないが、
話し手のスキルの問題でもあると思った。

実務の世界ではどうだろうか。

「そんなことも知らないのか」とか、
「何度言ったらわかるんだ」とか、
よく現場で耳するフレーズですね。

もちろん受け手の問題もあるが、
要は伝える側に伝え方の問題があることを伝える側が理解していないケースも多いということ。

コミュニケーションは双方向。
例えるとキャッチボール。

野球をはじめたばかりの人に、
伊藤智仁ばりの高速スライダーを投げても捕れるわけがないし、
投げる球が全てナックルボールでも困るわけです。

もちろん受け手も捕球技術やスローイング技術を高める必要はありますが、
投げる側もはそれ以上にうまく捕球し、
相手が確実に投げ返せるようなスローイング技術を高めないと、
質の高いコミュニケーションは成立しないという気づきでした。

書くと当たり前のことなのですが、
意外と欠落していることなのかもしれません。

コンサルや営業など現場でクライアントにヒアリングをする機会が多い人は、
現場で様々な制約条件に遭遇します。

例えば、「30分しかない」(時間的制約)
「会議室が取れなかった」オープンなスペースで周囲を気にしながらのヒアリング(場所の制約)など。

そんな制約条件は必ず発生するというスタンスで、
話し手は常に相手にわかりやすい言葉で伝える。
聞き手は制約条件があることを受け入れ対応をする。

キャッチボールは野球の基本ですが、
ヒアリングをする機会が多い人は相手が捕りやすい球(球種 ストレート)を投げ、
確実なキャッチ(ポケットでボールを捕る。グラブの土手とか手で捕るとエラーする)
が必要ということです。

ブラッシュアップします。

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